自動販売機売場前 一人でぼーっと立っていた ジュースを買うわけでもなく そこへ廊下を歩いていた凌が私に気付いた 凌は私の目の前で自動販売機にお金を入れてジュースを買いはじめた 「次は何を悩んでるんだ?」 人差し指で缶コーヒーの詮を開ける 「私、決めたの」 「何を?」 凌は缶コーヒーを一口飲みながら私を見る 「大樹の事、諦める」 凌は無言で私を見ていた 私は凌の方に身体を向けた 「今なら諦められる気がする」 凌から見たら、そんな程度なのかとか そんな風にしか思わないだろうな…