キミだけをずっと②




俺は一人暮らしをするため


最初の1、2日の授業には行っていなかった


初めて学校で授業を受けに教室へ入ると


見覚えのある女子が隣の席にいた


確か、受験表には”橋口愛美“と書かれてたっけな



茶髪で毛先はカールされていて


容姿端麗で私服も上品な感じ、その辺で見るような普通の女子大生ではない


一人だけが以上にオーラがあるというか…



俺は何もなかったかの様に授業を真面目に聞いていた


橋口が教室へ出ると、俺は顔を上げて橋口の後ろ姿を見た




レポート提出の為に図書室へ本を借りに来た時


あの橋口が必死に背伸びをして本を取ろうとしていた


見兼ねた俺は



「ちょっと待った!」



橋口の背後に立って本を簡単に取った


しまいには



「橋口って料理するんだな」



毒舌を橋口に浴びせて不機嫌になった橋口にふっと微笑んでいた