俺は一人暮らしをするため
最初の1、2日の授業には行っていなかった
初めて学校で授業を受けに教室へ入ると
見覚えのある女子が隣の席にいた
確か、受験表には”橋口愛美“と書かれてたっけな
茶髪で毛先はカールされていて
容姿端麗で私服も上品な感じ、その辺で見るような普通の女子大生ではない
一人だけが以上にオーラがあるというか…
俺は何もなかったかの様に授業を真面目に聞いていた
橋口が教室へ出ると、俺は顔を上げて橋口の後ろ姿を見た
レポート提出の為に図書室へ本を借りに来た時
あの橋口が必死に背伸びをして本を取ろうとしていた
見兼ねた俺は
「ちょっと待った!」
橋口の背後に立って本を簡単に取った
しまいには
「橋口って料理するんだな」
毒舌を橋口に浴びせて不機嫌になった橋口にふっと微笑んでいた



