「お前の辞書には不可能なんかあったっけ?」
「人間は誰だって限界があるよ」
「そうかもな、だからといって大樹のこと簡単に諦めきれるのか?」
「余計なこと考えてるより、楽しいことを考えることにしたの。だって辛くなるだけじゃない?」
涙を拭いて、俺に微笑んだ
俺も愛美を見つめて思わず微笑む
無理に頑張ろうとしている小さな少女に
手を差し出そうとする俺
バックからいちごミルクならぬ、いちごオレを取り出した
「やるよ」
愛美にいちごオレを差し出した
「あれ、この前と味が違うよ!」
「じゃあ買ってくるよ」
俺は傍から離れようとすると
愛美は俺の右腕を掴んだ
「いいよ、これで。ありがとう♪」
愛美はいちごオレのパックを大事そうに持っていた



