こんなに多くの男子生徒がいるパーティー会場だというのに、美少女が二人きり。

「ねぇ、雲雀さん、俺達と一緒に…」

「お断り」

「リーニアちゃん、よかったら僕とパーティーを…」

「ごめんね、また今度」

言い寄ってくる男子生徒達に、最後まで台詞すら言わせない。

まさに鉄壁のナンパキラー。

雲雀とリーニアは凛とした表情で、会場の片隅に佇んでいた。