折角紅茶で落ち着いた動悸も、更に激しくなる一方だ。

「全く…出来るロボットか出来んロボットかわからんな、お前は…」

大きく息を吐く遥に、アームチェンジで元の右手に戻しながら。

「ロボットではありません」

ラエクスはシレッと言うのだった。