ドレスが生クリームで汚れる事も厭わず。

ソフィアはヒョイとシーを抱き上げた。

「あらあら…随分汚れてしまいましたわね」

彼女は白猫を抱き締めたまま、会場を後にした。

「折角の毛並みが台無しですわ。私が洗って差し上げます」

ソフィアはシーに軽くウインクして見せた。

「『今日の目標は明日の美』ですわよ」