ガシャァアアァン!

派手な音が会場に響き渡る。

振り返り、誰もが音のした方を見る。

そこには。

「…………」

特大のケーキを引っくり返して下敷きになり、生クリームだらけになって目をパチクリさせるシーの姿。

「ふふっ…ふふふふふふふっ!」

その姿があまりにも可愛らしくて、ソフィアは堪えきれずに笑い出す。

「黒猫の時もたまらなく可愛らしいですけれど…白猫の姿もお似合いですわよ、シー先輩」