「いやマジでヤバイって!これほんとに鬼の肉なの?」

ルイが尚もヒソヒソと語りかける。

「普通の人が食べたら風邪引いちゃうんじゃないのっ?折角のクリスマスに風邪で寝込むなんて洒落んならないわよっ、これバイオテロよ、バイオテロ!」

「…………」

またも無言のヴァースキ。

この間がいちいち腹が立つ。

「…………心配ない」

ヴァースキはボソリと呟いた。

「…………この肉は七面鳥の肉…」