「……」

無言でヴァースキが団扇を扇ぐ。

周囲に立ち込める煙とタレの香ばしい香り。

「あんた…」

ルイがフルフルと震える。

「ここまで来てまた焼き鳥焼くのかよっっっ!」

文化祭以来の久々。

ルイは暴発ツッコミをかました。