「じゃあ、大地・・・あたし行くね。」 麻里に話したいことはたくさんあったのに。 「今日こそ遊んでよぉ!」 「そういうのいらないから。」 綾には、正直うんざりしてた。 「あの子、誰が好きなんだろうね。」 「んなの知らねーよ。」 綾は、俺の周りにいる女を消してるという噂。 安原グループの令嬢だし。 多額の寄付金をこの学校にも送ってるらしい。 「ねぇねぇ、海行くんだけどぉ・・・。」 「行かない。」