「神谷先輩・・・。」





あたしは今、神谷先輩の前にいる。


何でだろう。


「俺・・・君のことが気になってたんだ・・・。」





「へっ?」


「俺と付き合ってくれないかな・・・?」




神谷先輩と言えば、サッカー部のエース。




ファンもたくさんいる。




カッコいいし、いい人だし。









付き合いたくても付き合えない。


雲の上の存在なんだ。





「あのっ・・・」


「何?」





優しい笑顔。