出会いは偶然恋は必然2nd

「へぇ。そうなんだ」



ガラガラッ。



「あ。龍哉」



「隆樹まだなの?」



「うん」



「マジ?今日は美音とデートしたかったのに」



そうだよね。龍哉の部活が忙しくて、最近デートできてないって美音言ってたし・・・。



「私のことはいいから、デートしてきなよ!」



隆樹くんと付き合って、私は龍哉に少し優しくなった。



「たけど、隆樹がさぁ・・・。なぁ美音?」



隆樹くん?



「隆樹くんには私から言っておくし、心配ならメールしといたら?」



「どうする美音?」


「優羽に甘えちゃわない?」


「だな」


「「じゃーねー」」



二人が帰って、教室には私一人。



ちょっと寂しい。



隆樹くんはまだ部活が終わる気配なし・・・。



うーん。どうしようかな。



委員会の仕事は終わったし・・・。


ちょっとだけ、寝てもばれないよね?