出会いは偶然恋は必然2nd

「ふ~ん(ニヤリ)」


この笑みは・・・。



「なんか企んでない?」



「いえいえなにも~?」



絶対なにか企んでる。



「じゃぁ、そろそろ夫のもとへ帰りますか」



「そうだね」



そこから、龍哉たちとは別行動になった。



なぜなら・・・


「ごめんな。優羽」



「ぜんぜん大丈夫だよ。あと2日もあるんだから」


隆樹の車酔いがさらにひどいことになってしまい、私たちは先にホテルに行くことにしたから。



「コアラかわいかったな~」



「よかったな」



フッと隆樹は微笑んだ。


私は隆樹のこの表情が一番好き。なかなか、見られないけどね・・・。



「隆樹、少し眠ったほうがいいんじゃない?顔色悪いし。美音たち帰ってきたら起こすから」



「ん~。そうする」



隆樹はすぐに眠ってしまった。



家を買うために無理して働いてたからなぁ。