出会いは偶然恋は必然2nd

「うん。俺さ、バカだから自分の気持ちに嘘ついてた。美音に好きな人がいるのはわかってる。だけど、これだけ伝えたくて。


俺、美音が好きだ。」




怒ったり、驚いたりするのかと思っていたのに、美音はただ静かに泣いていた。




俺は理性がきかなくなって、美音を抱きしめていた。



「ごめん。そんなに嫌われてると思ってなかったから」



美音はフルフルと首をふった。



「嫌いじゃない」



小さかったけどちゃんと聞こえた。



「ねぇ、美音の好きな人って誰?」



「・・・。誰だと思う?」



誰って・・・・誰だ?



「龍哉。本当に私のこと好きなの?優羽じゃなくて?」



「言ったでしょ。好きだって。優羽は俺の幼馴染。美音は俺の片思いの相手」



「・・・片思いじゃない」



「え?」



「私も龍哉が好き。ずっと前から」




「俺らさ、遠回りしすぎたね」



やっと思いが通じ合った。



「美音、俺の最初で最後の恋人になってください」