美音に相原と別れろと言ってしまった俺は、なんであんなこといったのか悩んでいる。
「龍哉、まだわかんないわけ?」
隆樹と一緒に・・・。
「わかったら苦労しねーよ」
「はぁ、俺もういい加減お前のウジウジに付き合ってらんない。いいか?龍哉、お前は誰が好きなのかなんてとっくに気づいてんだろ?お前はその子が好きって認めたくないだけでさ。
それなのに、いつまでも逃げてる龍哉、俺は嫌いだ」
「・・・・。隆樹、サンキュ。ちょっと行ってくるわ」
「おう!青春してこい!」
隆樹の言うとおり、俺はとっくの昔に気づいてたんだ。
俺は美音が好きだ。だけど、それを認めたくなくて、優羽ばかり見るようになってた。
俺、バカだな。
美音の家に走る。
「おじゃましまーす」
チャイムも鳴らさず入る。美音の両親は夜遅いから。
「美音、いる?」
さすがに美音の部屋はノックして聞く。
「え!龍哉?どうして・・・」
「まず、さっきのこと謝りに来た。ごめんな。あと、大事な話があるからドア開けて?」
しばらく無言が続いたから、帰れってい意味なのかなって思った。
だけど、カチャッ。ドアは静かに開いた。
「話って?」

