「二人とも喧嘩したの?」
優羽が心配そうに聞いてくる。
あれから、三人で帰ったけど、美音とは一言も口を聞かなかった。
異変に気付いた優羽が、今俺んちで俺に事情聴取中。
「別に・・・」
「めずらしいねぇ。喧嘩なんて。あ、言っとくけど私は美音の味方だからね」
「なんでだよ!今回はあいつが意味不明な行動するのが悪い」
「美音は意味のある行動しかしないよ。詳しいことはわかんないけど、美音は誰かのためにしか行動しない。わかってるでしょ?」
そうだ。あいつは俺と優羽をくっつけようとして・・・。
「じゃぁ、私帰るね」
美音は俺のために・・・。
「優羽」
「なに?」
「お前さ、なんで誰とも付き合わないの?好きなやつでもいるわけ?」
俺はずるいから、こんな質問しかできない。
「なに?急に。んー。龍哉にだけ教えてあげる。美音には内緒だからね?」
美音にも内緒?
「おばあちゃんが言ってたの。本当の私を見てくれる人がいつかきっと現れるって」
なんだよそれ。
「俺は、本当の優羽を見てないって言うのか?」
優羽が心配そうに聞いてくる。
あれから、三人で帰ったけど、美音とは一言も口を聞かなかった。
異変に気付いた優羽が、今俺んちで俺に事情聴取中。
「別に・・・」
「めずらしいねぇ。喧嘩なんて。あ、言っとくけど私は美音の味方だからね」
「なんでだよ!今回はあいつが意味不明な行動するのが悪い」
「美音は意味のある行動しかしないよ。詳しいことはわかんないけど、美音は誰かのためにしか行動しない。わかってるでしょ?」
そうだ。あいつは俺と優羽をくっつけようとして・・・。
「じゃぁ、私帰るね」
美音は俺のために・・・。
「優羽」
「なに?」
「お前さ、なんで誰とも付き合わないの?好きなやつでもいるわけ?」
俺はずるいから、こんな質問しかできない。
「なに?急に。んー。龍哉にだけ教えてあげる。美音には内緒だからね?」
美音にも内緒?
「おばあちゃんが言ってたの。本当の私を見てくれる人がいつかきっと現れるって」
なんだよそれ。
「俺は、本当の優羽を見てないって言うのか?」

