ゲームオーバー

「深夢は、颯ちゃんの事どう思ってるの?」

ドキッ

何を言い出すのか・・・この子は。

好きなはずがない。

だって私は、もう恋なんかしない。

「どうも思ってないよ?」

「素直じゃないなぁ~」

素直になれれば、全ての事がうまくいくのかな・・・

「少なくとも颯ちゃんは、深夢の事好きだけどね!」

はぁ?

「それ、ありえないから!」

颯はまだ、死んじゃった彼女が好きなんだよ。

こんな私なんか、好きになるはずがない。

「唯翔くんの事は、もう吹っ切れてんだし・・・新しい恋でもすれば?」

「残念だけど、恋なんかする気ないから」

辛い想いをするだけの恋なんか、したくもない。

しょせんゲームなんだから、うまくいった所で必ず終わりがくる。

そんなゲームは二度としたくない。

辛いだけの恋なら・・・