「死んだって・・・?なにそれ・・・」

「死んだんだよ、交通事故で。彼氏と一緒に」

どうして・・・

なんで笑ってるの?

どうして、そんなに平然としてるの・・・?

「あいつら終わってなかったんだ」

「・・・」

「いいよ、何も言わなくて。お前の過去は・・・」

「えっ・・・?」

こんなの・・・

颯の過去に比べたら、たいした事ないよ・・・

「私、彼氏にフラれたの・・・」

「うん」

「今でも好き・・・」

「うん」

唯翔・・・

「だけど、もう届かないよ・・・っっ」

「・・・」

ねぇ・・・運命ってあるのかな?

あるはずないよね・・・

だって、苦しんでる人がいる。

私の目の前に・・・