正当化したい…
本物だと、思いたい…
それでも周りから見れば
許されない「偽物の関係」だと
きっとそう
決め付けられるのだろう。
和也の
言葉も態度も気持ちも
何もかも1つだって
疑ってはいないのに
誰にも
認めては貰えないモノ。
救われて
与えられて
満たされる。
愛されて
歓びを貰い
満たされる事の
意味を知る。
だけど、そこには
ウソや偽りが付きまとう。
和也に、では無く…
2人の関係に、でも無く…
ウソや偽りは、すべて私に
付きまとったモノだった。
抱えた気持ちが
ウソなんじゃなく
2人の未来が
「本物」になれないだけ。
それもきっと
私のせいなんだね。
だから、後ろめたさを
抱えてしまう。
心のどこかで
申し訳ないと思ってしまう。
今も、和也と居たい
ずっと一緒に居たい
そう思いながら
心のどこかが
チクチクと痛んでいる。
正解と不正解
その2つしか無いなら
私はやっぱり2人の関係を
「不正解」
なんだろうって思ってしまう。
何かに対して
誰かに対して
正しいことをしている
人に対して
心のどこかが
痛んでいるのは
間違いが、なかった…

