白い翼と…甘い香り


和也の幸せを
ずっとずっと願ってた。

そう思って
離れようとした。


でも、違う…


和也が私を
いつも守ってくれたように

私は…

私は自分の手で

和也の気持ちを
守らなきゃいけない。


和也の幸せを握るのは
他の誰にも譲らない。

私が
抱き締めるんだね?



ねぇ
どんな気持ちで

私を
送り出したの…?


寂しかった、よね?

でも、信じて
くれたんだね?





和也の香り
たったそれだけの事が

私の迷っていた気持ちを
吹っ切るみたいに

一瞬で気持ちを決めていた。



和也のそばに

帰りたい…



他に、なんにも

いらない…