白い翼と…甘い香り


「何時の、飛行機?」

「12時前くらい」

「けっこう、早いな…」


和也は決して泣いたりしない。
涙を流す事なんて、無かった。


でも、表情が
泣いてる。


少し辛そうに眉を寄せて
でも、真っ直ぐに私を見る。


いつもいつも
真正面から目をそらさず

真っ直ぐに
見てくれたよね。



それが、今になって
良く分かるよ。


どれだけ救われたか

分からないね…