逢えない時間は
寂しくて退屈な時間ではなく
次に逢える楽しみを
増やすための時間に
変わって行く。
1人で本を読んだり
映画を見たり
新しい料理に
挑戦してみたり
毎日
和也に話したいことを
増やしていくだけで
それが充実した日常へと
変わっていった。
あんなに退屈で
詰まらなかった日常を
私は毎日
笑って過ごせるようになった。
何日も逢えなくても
それでも平気で
支えがあるという事は人間を
強く前向きにするんだって
そんな事を実感してた。
リカは
どうしたい?
どうするのが
いいと思う?
私の気持ちを
聞いてくれる事が
私を支える。
だから私は
「どうでもいいよ」
「どっちでもいいよ…」
なんて、そんな考えを
持たなくなった。
自分の気持ちを伝えて
本心を分かって貰って
話し合って納得して
2人の
1番いい方法を考えたり
2人のルールを作るの。
それは
そう難しい事じゃないって
分かったんだ。

