「ちわーす。あ、来たんだ~たま」
そう言って友規は顔を覗いてくる。
バカバカバカ。やめてーえ
「りっちゃんに無理矢理連れてこられたの!」
「ふーん。そっ!」
あぁそのキラースマイルやめて!
ん?てかなんでこんなやつにドキドキしてんの私!
「あ、これ着てな。」
そう言ってジャージをかけてきた。
友規が優しい。
「あ、たま!俺のプレー見とけよ?」
クシャクシャと頭を撫でて来る。
やばい。キュンっ
「あれれ?たまちゃん新たな恋?」
「ば、バカ!ふざけないで年下なんて拒否!」
不覚にもドキドキしちゃった。
どうかしてるよ私。
「りつは協力するよ?」
協力って。
てゆうか好きじゃないもん。

