私の執事は同級生!?(仮)

一言言っただけなのに、すごく胸が苦しかった。

すべて吐き出したような感覚だった。

だけど。


「…なぜ、謝るのです?」


私ははっとなって、涙をこらえた。

こんなことで泣きたくない。

下から龍神をにらみつける。

龍神の一言に強がってしまった。


「…龍神が怒ってると思っただけ!

だから謝ったの。それだけ。

ほら、さっさと私の髪を乾かして。」


ドライヤーを龍神に渡し、鏡のほうに向きなおる。


「…自分でなさるのではなかったのですか?」

「もういいの!

できることはやったんだから!」

「ぷっ、それだけかよ…。」

「は!?」



悪魔の声が聞こえた。

そして、私の顎が後ろから回された手であげられる。