私の執事は同級生!?(仮)

「ふぅ…」


とりあえず乾かしたけど、まだ半乾き。

恐るべし、ドライヤー…!

私の髪は少し長いので乾かす範囲も広い。

その分乾かしにくいんだ。


「フフッ…。」


不意に聞こえた含み笑い。

ばっと後ろを振り返ると龍神がいた。


「ちょっと!外で待機って言ったでしょ!?」

「はい。待機しておりました。

しかし、お嬢様の悲鳴が聞こえたので。」

「あ…。」


龍神は座っている私の目線に合わせ、にっこりと優しく微笑んだ。


「お嬢様、無理になさることはありません。

どうか、この龍神をお使いください。」


私の手の上を乗せ、もう一度優しく微笑む龍神。

何かが、消えていく。


「…い。」


私の中では限界だった。

龍神の顔を直視できなくて、下を向いた。

涙腺が緩む。


「ごめん…なさい。」