「どうせ悠乃に任せたら変なことになりかねないから、俺も校外にしよ」


…へ?

マジで?


「なんで翔も一緒の委員会に入るの!?」

「だって、悠乃がどの委員に入ったってグダグダになること間違いないし」


涼しい顔で言ってのける翔。


「俺がいればその抜けた穴をフォロ-できる」


…私が間違えること前提か。

すると、彩が耳元で

「よかったじゃん、悠乃」と囁いた。

…いや、全然よくない。

でも、翔がいれば仕事は確実だ。

だって翔は何でもできるもん。


「私は委員会パスかなー。

係りでいいし」


なんて彩がのんきなことを言うとチャイムが鳴った。