一番近くに君が居る



「中学入ってからはやっぱな、それなりに俺としてはそんなつもりだった。しかもアイツの一番傍に居るっつーのはそうゆう事だと勝手に納得して、特に何があった訳でもねぇのにそんなつもりになってた」

「…そんなつもりっつーのは、彼氏のつもりっつー事で理解しても…?」

「…馬鹿だろ?馬鹿だよな?本当にあの頃の俺はどうかしてた!」


そう言う直哉は今だに顏を見せないが、耳が真っ赤になっている。この様子じゃ顏ももちろん赤く染まっているのだろう。


「…いや、別におまえらの関係見てたらそりゃあおまえ…勘違いしても仕方ねぇよ。あんだけ懐かれりゃ勘違いもするわ、なんせ思春期突入の男なんだしよ」


ここは笑い飛ばされる場面であろうと思った直哉であったが、まさかの翔の庇うような発言に直哉は慌てて「いや、いいんだ、やめてくれ!」と声をあげる。それこそ余計に恥ずかしくて仕方ない。