一番近くに君が居る



「てか一人?何してたの?」


周りを見渡しても特にこれといって何も無い場所であり、笑華は訝しげに直哉に尋ねる。すると直哉は「まぁ、ちょっとな」なんて濁しながらも、その表情は言葉とは裏腹にやけにスッキリとしたものであった。

そんな直哉の表情を見て二人はなんだ?と、思わずお互いの顔を見合い小さく首を傾げたりするが、だからといって何かが分かるわけでもない。でもまぁそれは置いといてと、笑華は直哉に会う目的を達成したため、次の目的へと切り替えた。


「ねぇ、次はココちゃんに会いに行こうと思うんだけどどこに居るか分かる?」

「あー、さっきは宣伝してグラウンド歩いてたけど、そっちじゃね?」

「それがグラウンドには居なくてねぇ、あんたもココちゃんも。だから翔がここじゃないかって連れて来てくれたんだよね」

「じゃああれじゃね?ココの教室」

「教室?あぁ、ココちゃんのクラスは教室でやってんのか」