一番近くに君が居る



「…そうか」

「うん。本当!これで終わり!私達!」

「…あぁ、そうだな」

「そう、それで始まり!どうせだからもう力になりたいっていうならね、私が幸せになるまで付き合って貰うから!」


そう言うと、美穂はスッと立ち上がった。


「これからもよろしくね、直哉君!」


それは今までの関係への決別と新たに始まる二人の関係への宣誓。


「あぁ、よろしくな」


立ち上がり振り返る美穂を見上げて答えた直哉。彼女の笑顔には曇り一つ無く、それは今まで見た美穂の笑顔の中で一番彼女らしい、彼女そのものの笑顔であった。