「…ココ、本当は気になるんでしょ?いいんだよ?咲付き合うよ?」
黙々と咲の手を引いて歩くココの表情はとても複雑で、もし咲がココの立場だったらと考えるとやっぱり咲は心配になりそっと声をかけてみる。しかしココはいいんだと首を横に振った。
「いいのいいの、ダメだよやっぱり覗き見は!ほら教室の方忙しそう!宣伝したかいがあったね!」
階段を上がり見えて来た教室は沢山のお客さんで賑わっていて、二人が戻ったのを確認すると、中にいた長田が二人に手伝うよう声をかけてくる。それを聞いたココは慌てて「ちょっと着ぐるみ着替えてくる!」と、更衣室へと走って行った。
「……」
そんなココを見送り、咲がうーん、と考えながら向かったのは調理室にしている隣の教室。ガラッと教室のドアを開くとそこにはせかせかと料理を作る調理班のクラスメイト達が居て、そのまま遠慮も無しにズカズカと向かった先に居たのは、こちらもまた一緒に準備したエプロンをしっかり身に纏った友美だった。



