一番近くに君が居る




「あ、今ステージのとこから動き出しましたよココさん」

「メイド喫茶でーす!」

「どうやらじゃがバタを買うみたいです」

「3階でやってまーす!」

「あ、また移動するっ!行くよ!」

「メ、メイド喫茶でーすっ‼︎ 」


ズルズルと引きずられるようにココは咲に連れられて場所を移動する。宣伝ついでに…と言っていたはずが、今となれば宣伝はココ一人でやっていて、咲はとにかく二人の動向から目が離せないといった感じである。しかも、


「ちょっとココ!ヤル気あんの⁈ 」


なんて、何故かココは怒られるたりする。


「だ、だって咲ちゃん!もし気づかれちゃったらすごく邪魔になっちゃうし…」

「それはそれでオッケー」

「え⁈ なんで⁈ 」

「なんでって、どーう考えても向こうの子の方が邪魔してきてるんだからいいの!そうでしょ!」

「じゃ、邪魔してきてる⁈ 」


そして「向こうの子って美穂ちゃん?」とココが尋ねると、当然だと咲は頷く。