一番近くに君が居る



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始業式が終わり教室へ戻ると文化祭の準備が始まった。直哉と翔のクラスは焼きそばを外で売ることになったので、机や鉄板やらテントやらの設置係として二人は駆り出され…というか、直哉が翔を連れて仕事を始めた。

そんな直哉に文句も言わずにしっかり手伝う翔。まさか!と驚くと、翔は「明日オレ来ねぇからさ」なんて答える。


「え、おまえ来ねぇの?」

「あぁ。オレ居んと楽しめねぇだろ他の奴ら」

「い、いやいや、んな事ねぇと思うけど…まぁ、扱い辛いとは思うかもな。つーか思ってるかもな」


ニヤリと笑った直哉の答えに「おいおい、ここはきちんとオレをかばえよ」なんて翔も笑う。