一番近くに君が居る



「今まで通りには出来る。でも、それじゃ何も変わらない。俺は次へ進みたい、俺もココも…美穂も」

「……」

「ココの答えが出るまで待つ。付き合う、付き合わないどっちでももちろん俺は受け止める。もし俺の気持ちを分かった上で今までのようにしたいとココが言うんならそれでもいい。ココの気持ちに合わせたい、ココの答えが知りたい」

「……」


ココは気まずさから俯いてしまった。真っ直ぐにココに向き合う直哉。自分の気持ちすら分からないココにはその真っ直ぐさが辛い。答えられない自分が辛い。

そんなここ最近では見ない程に思い詰めるココの様子に、直哉は「ごめんな」と呟いた。


「悩ましてごめん、困るよな。でも、俺の気持ちを知って欲しかったんだ。俺はココが好きだ、好きなんだ。それだけは分かってくれ。分かった上で…返事を、待ってる」



返事を…待ってる…



ーーー
ーー


ココはそっと目を開いた。始業式は変わらず続いている。


どうしたら…どうしたら分かるの?わたしの気持ち。


切なくて心が潰れそうだった。