「そっか。誰と来たんだ?」
「ココとだ、幼馴染の」
「あー!よく朝一緒に来てる子か!あの子可愛いよなー」
「……」
もちろん、何も知らない彼は別に深い意味があって言ってるわけではない。それはちゃんと分かっているが、今のこの状況でそんな事を言われると直哉はつい気持ちが反応してしまう。
そんな複雑な心境の直哉を目の前に、彼らはいつも通りのノリで楽しそうに話を弾ませる。
「仲いいよなー牧とあの子。羨ましいよな、可愛い幼馴染」
「だよなー。そうそうそんな事起きねぇよな、漫画くらいしかよ」
「あははっ!マジか、何の漫画だよ!少女漫画か?」
「ち、ちげーよ!定番っぽいっつー話をだな…でも正直、仲本さんも一回帰ったし、俺はてっきり二人で来るもんなんだと、」
「バッ、おいそれはよせって!」



