一番近くに君が居る


そしてまたカリカリと写し始め、ついに全て写し終わると、長田は「終わったー!」と伸びをした。


「はぁ。じゃあ俺は部活行くから」

「え、部活だったの…って、そうだよね!友美ちゃんも行ったもんね!なんだ、写すだけならわたしやってあげればよかった!」

「…篠宮さん…そういうことは早く行ってくれないと…」

「うっ、ご、ごめんね!次は、次はわたしやるよ!長田君の仕事手伝うからね!」


「だからわたしに言ってね!」と始めこそワタワタと慌てた様子だったココは、最後にはドヤ顔で胸を張って言った。

そんなココに「あぁ、頼むよ。じゃあまたな」と告げて長田は教室を出て行った。するとちょうどのタイミングで翔が教室の前に現れたのをココは確認する。


「あ、翔君!もういいのー?」

「おう、待たせたな。いい子にしてたかー?」


「もちろんだよ!」と、ココは翔に駆け寄る。そのまま二人はいつも通りに帰路につくのであった。