一番近くに君が居る



「そうだ聞いて二人共!今ね、文化祭のヤツ決めてね?そっちは何になった?」

「あー、俺らは焼きそばだ」


それを聞いて「ん?そうだっけ?」なんて呟いた翔は直哉に呆れた溜息をつかれる。


「へぇ!そしたらわたし焼きそば手伝いにいくね!」

「へぇ。じゃあオレが担当の時来てくれな」

「おい違うだろ!ココ、自分のとこだけで良いんだからな?どうせコイツサボろうと思ってるだけだからな!」

「え?そうなの?」

「違う違う、ココと一緒にやったらな?楽しいだろうなと思っただけだよ」

「え?嬉しい!」

「ちょっ、ココ!よく見ろこの胡散臭い笑顔を!ココ騙されんな!」


頬をほんのり赤く染めるココにあまりにも動揺している直哉。二人を見比べて翔はゲラゲラと笑ってしまう。あーおかし。コイツらと居ると飽きねぇな。なんて心で思う。


「で?ココ。そっちは何やるんだっけ?」


動揺で忘れている直哉の代わりに翔は尋ねた。すると「あぁ!」とココはニッコリ笑顔で答える。


「えっとね、メイド喫茶!」