一番近くに君が居る



「あれ?委員長じゃね?なんで?」


咲の言葉に教壇に立つ委員長の長田はジロリと咲の方へと目を向けたが、すぐに視線は教室全体へと戻された。


「えー、この時間をもらって夏休み明けの文化祭で行うものを決めたいと思います」

「えー、早!もうそんなの決めるの⁈」

「今決めて夏休みも準備して9月の始まり早々に文化祭だ。別に早くはない。1年は飲食関係、2年は短編の映画作成、3年はステージで出し物をやることに決まったので、うちのクラスでやりたい飲食関係のものがあったら言って欲しいのですが何かありますか?」


長田の問いかけにクラス全体がザワザワと個々で話し合い始める。もちろん、ココ達もだ。


「文化祭かー。二人は何かある?」

「何って言われてもなー、あれでしょ?どうせ焼きそばとかカキ氷とか?」

「えー、そんな定番つまんなーい!」

「じゃあ咲は何がいいのさ」

「んー、まぁ咲的にはアレかな!メイド喫茶かな!そしてメイドの格好がしたい!」

「いやいや、それもまた定番中の定番だろ!」

「ん?メイド喫茶?それってなぁに?」

「「へ⁈」」