「本当に来たのね?まぁいいわ。それなりの覚悟があって来たんでしょうね?」 嘲笑していう義母。 「…あたしはこの話を聞いたらこの家を出てくから。」 「…なに言ってるの?逃がさないって言ったじゃない?それにあんたが行く場所なんてわかってるわ。…あんな近くの家じゃこの家から出てったって何度でも、連れ戻せる…――」 想ん家だってバレてる…!! そっか… 家出するのに想ん家じゃ近すぎるね… それにこの家とあたしの間にある闇に想の家族を巻き込むわけにはいかない。