大好きだょ(短編)

「なぁ立花!!」

「はい!?」

「親、厳しくねぇえの?」

「…厳しいよ」

「そうかだよな」

「でも、」

「でも?」

「もう言いなりになるのが
嫌なんだ」

「まあ、早く染めようぜ!!」

「え!?」

竹花君は自転車にのり
早くこぎ始めた