外はうだるような蒸し暑さ・・



今夜も



この「秘密の場所」で





私はついさっき、体に付いた




翼の汗を手でぬぐっていた。





あれから、私達―




何回、重なり合ったんだろ・・





過ぎてく時間を惜しむように





お互いの体をむさぼりあう。。。





この何週間かで




彼や彼の体が無くて




私は生きてけない事に改めて




気付かされた―。







「・・イイよなァ。美緒とのHって・・」





「え?」




汗を夜風で乾かしながら




ふいに、翼がつぶやく。