ブルースカイ

「まだ、先のことだしな。結論を急がないで、



ゆっくり、考えよう。状況変わるかもしれないし。」





私に向けた、真剣なまなざしを



愛おしく思う。





「それまでは、俺と一緒に、居ててくれな!」




一緒に・・?



それまでは・・?



私ずっと一緒に居たいよ・・




翼が言った言葉に、




気持ちがおかしいくらいに、揺れてしまう。





ダメだ、やっぱり、悲しいよ―




翼と離れることが。





初めての友達だった。




こんなに人を真面目に好きになるのも初めてだよ。



泣きそうになってきたとき、







「沢山君、採血の時間ですよ。」




ドアが開いて、



ベテランぽい看護婦さんが翼の病室に入ってきた。