「お前ってさぁ、高校生?」




そんな私の心なんて、露知らず・・・!?翼が言った。



「う、うん。そうだけど・・・あんたは?」





「俺は大学生。もお24なんだけどな。。ココの病院の附属なんだ。」





「・・・ってことは、もしかして、あんた、医大生なの!?」





「そうだけど。。。なんで、そんな驚いた顔してんだよ?」






「だって、見えないよ・・・。」






こんな、変人が未来のお医者さん!?ってこと?





まだ、驚きがおさまらない私の顔を見つめて、






「おい、何、口、あんぐり開いてんだよ。お前って、笑えるよな。」





って、翼はまたさらさら笑う。





その優しい笑い声は、いつも疲れた私の心を、




癒してくれていた。