それからの一週間は空白だった・・・



ずっと部屋に居て、何をする気も起きない




食事も喉を通らずに




夏子さんを心配させた――




「美緒様、少しは食べられないと・・お体に悪いですよ。」





あの日以来、沢山家の人々は私の事を




お嬢様又は、美緒様を呼ぶようになっていた・・




行方不明だった長女が戻ってきたって・・




金村さんと夏子さんは、涙を流して喜んでいて




その時だけ、私も少し感動したっけ・・






今日は学校の始業式――




夏子さんに言われて、牛乳とビスケットを一かじりして




身支度をしに部屋に戻る―




壁にかけられた制服のスカートは




いつの間にか短くなっていた・・