スカイブルーの空の下で―・・







「じゃ、元気でな。」



柵の向こうはアスファルトで、



外の大きな道路とつながってた。



「翼も。」





私は柵をまたいで、アスファルトの道に出る。





「8個目の停留所だからな!誰か迎えに来てるはずだから。

・・間違えんな!」





「分かってるよ。」





何度も手を振る・・




なんか・・寂しいね・・





アスファルトの上は、



中庭の芝生と違い



夏の太陽の照り返しが強くて、めまいがする。





戻りたい―・・



でももう戻れない―・・





翼が助けた命だから・・