――――――――
――――――
――――
毎日。
一緒に登下校してるうちに玉木がさくらにホレていることに気がついた。
「変わってるけど、いい娘じゃんか」
「まあな」
「でもよ。さくらちゃんはレオが好きなんだよなあ。俺を好きになってくんねえかなあ」
6月夏の制服になって、電車の中の男たちの視線がさくらの服の中を透視して、あわよくばさくらに触れようとさくらの周りだけ男が多くなる。
玉木が必死にガードしてるから鈍感な俺でもさすがにホレてるのに気づいたんだ。
「でもなぁ、さくらちゃんはレオしか見えてないし」
恨みがましい目で玉木が俺を見上げる。
「レオだってさくらちゃんのこと好きだろ?」
「―――は?」
机に座って車の雑誌を読んでいた手からバサリと本が落ちた。
「レオもさくらちゃんのこと好きだろ?」
――――――
――――
毎日。
一緒に登下校してるうちに玉木がさくらにホレていることに気がついた。
「変わってるけど、いい娘じゃんか」
「まあな」
「でもよ。さくらちゃんはレオが好きなんだよなあ。俺を好きになってくんねえかなあ」
6月夏の制服になって、電車の中の男たちの視線がさくらの服の中を透視して、あわよくばさくらに触れようとさくらの周りだけ男が多くなる。
玉木が必死にガードしてるから鈍感な俺でもさすがにホレてるのに気づいたんだ。
「でもなぁ、さくらちゃんはレオしか見えてないし」
恨みがましい目で玉木が俺を見上げる。
「レオだってさくらちゃんのこと好きだろ?」
「―――は?」
机に座って車の雑誌を読んでいた手からバサリと本が落ちた。
「レオもさくらちゃんのこと好きだろ?」



