同じ駅から乗るんだろ?
同じく学校行くんだろ?
だったらそのくらいなんでもねぇよ。
「え、いいの?」
表情が一瞬で変わりさくらが顔を上げ目を輝かせた。
「あんなの見せられちゃあな。黙ってられねぇしな」
「そうそう、レオがそう言ったんだし甘えてればいいんだよ」
ふたりはさくらが気に入ったみたいで毎朝の電車で一緒に乗ってくのもダメだとは言わなかった。
「いいんじゃねえ?俺は別に構わないけど。さくらもあんな目に合うのは嫌なんだろ?」
「うん、」
「だったら俺たちといたらいい」
「うん、ありがとう」
さくらは本当にうれしそうにはにかんで頬を赤くした。
「ありがとう」
―――ありがとう
そう言った。



