青春途上中〈3〉

伊崎は買い出しに行かせて話しやすい環境にさせた。

「茉莉ちゃーん?」

「なぁに?」

普段見れない柔らかい笑顔に首を傾げる。

「ぎゃーー!反則っすよ!
ヤバイっす!」

ギャーギャーと五月蝿い忍は、ほっといて本題に入ろう。

「ねぇ、伊崎の何処が好きなの?」

「…………………」

頬を赤らめて蹲る。