「シノは何処も行かないでね」

「行かねぇよ。
お前が俺を必要としてるなら何処も行かねぇ」

ずっと必要だよ。
篠原がいなくなったら俺生きていけないもん。

篠原も俺が、いないと生きていけない身体になってよ。

「うん。
死ぬときは一緒に死んでね」

祥太は篠原の唇に重ねる。

「ああ」

名残惜しい唇を離れれば、俺の望んだ答えが返ってくる。




●end………?……●