「伊崎、涼しそーう」

んな、バカな発言するのは真山しかいない。

「おい真山、暢気な発言控えろよ」

「伊崎が何か怒ってんな」

何で、こいつについてしまったのか今でも後悔する。
この状況を見てキレない方がおかしいだろ。

「あ!シノー!!!
見つけた!忍、行くよ」

腹黒の声に向こうから歩いてきた篠原と松橋が、ずぶ濡れの俺を見ている。