「あの二人の特別な世界には妬けちゃうよねぇ~」

屋上から見ていた祥太は口を開いた。

祥太の視線は金色の髪の男に向かって発した言葉。

「何が言いてぇんだ?」

「松橋の暴走を止められるのは篠原だけだよ。

松橋は篠原が特別なんだね。
篠原も松橋には特別な感情を持ってるみたいだし。

腹立つぐらい、あの中には俺達が、どう足掻いても入れないんだよねぇ~」

「…………てめぇ、とことん歪んでんな」

「お互い様でしょう」

祥太は屋上から出ていった。



●end………?……●